勤め先での出来事と家計
引越し騒ぎのなかの大事件報道
先月、2018年11月19日月曜日は我が家にとって50年ぶりの引っ越しで、てんやわんやでした。
そんな中、どうにかひと段落つけたところに、私の拠点である横浜に大きなスタジアムも持つ、あの会社のカリスマ経営者逮捕のニュースが飛び込んできました。
その会社には親しい友人が勤務していることもあり、色々な意味で大変興味深い事件ではあります。
ファイナンシャルプランナーとして、私がこのレターを通じ、みなさまに特にお話したいと思ったことがありましたので、今日はそれについて書かせていただきます。
お給料もボーナスももらえなくなるかもしれない
それは「勤務先で何か大きな事件などがあった、あるいは起こりそうといった状況になった場合に家計にどんな影響を及ぼすか?」ということです。
内容は特別な事ではないかもしれませんが整理してみます。
まず「自分の身に影響が起きるようなこと」は何か、です。
業績悪化、倒産
所属部門売却
リストラクチャリング
つまりそれまでの給与賞与の金額が得られなくなる可能性が出てくる、ということです。
日本は高度経済成長期にもちろん倒産はありましたし、業績悪化で一時的に減収になることもありましたが、その後は持ち直すことが多かったようです。
バブル崩壊後は、デフレ基調でモノの値段が上がらない代わりに収入も伸び悩み、大型の倒産も目立つようになりました。
問題は「所属部門売却」と「リストラクチャリング」で、勤め先の都合とはいえ、経営戦略に自分の意思とは関係なく行われることです。
私の最後の勤め先でも、メーカーや小売業に就職したにもかかわらず、銀行業務に携わることになった方がおられました。
周囲には大手企業で早期退職を強いられた方もおられます。
要するに自分の人生を会社任せにすれば、自分が必要なお金が稼げなくなってしまう可能性があるということです。
会社に寄りかからない生き方を選ぶためにも自らの価値を知ることの重要性
その時に備え、自分が“転職市場”に出たとき、どの程度の“市場価値”なのかは把握しておいた方が私はよいと思います。
一度、他人に負けない自身のプロフェッショナルは何か、を念頭において履歴書、職務経歴書を作成し、その上で出来れば複数の転職エージェントにどの程度の市場価値=“収入”があるかを相談されてみることをお奨めしておきます。
もちろん安易な転職をお奨めするつもりは全くありませんが、今日転職サイトは大変充実していますし、エージェントへの相談は無料です。
勤務先の銀行が破綻した時、私は真っ先に逃げ出したことになりますが、一方で他行に承継されるまで意思を持って地道な作業を最後までやり遂げた方も多くいらっしゃいます。
山一証券では廃業後の転職先が保証されないにも関わらず、最後まで責任を持って任務をやり遂げた方もいらっしゃいました。そういった方を否定するつもりも全くなく、むしろ大変尊敬します。
結局は自分の人生です
が、いずれにせよご自身の人 生設計が一番大切で、お金は必ずついてくるものであり、それこそ我々ファイナンシャルプランナーがお力になります。
一度将来に備えて考えておきたいと思われた方は、ぜひ相談にいらしてください。
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