仮想通貨をもう一度考える

昨年末から今年の初めにかけて、仮想通貨が大きく値上がりしているということで、随分話題になりました。

年末に私が参加した飲み会で知人の一人が、7万円で買った仮想通貨が当時で70万円以上の値がついていると告白し、皆で「ご馳走です!」と大騒ぎしたのを覚えています。

その後の展開はみなさまご存知のとおり、1月下旬に最大手の取引所から巨額の仮想通貨がハッキングされ、運営企業は管理体制不十分との理由で業務改善命令を受け現在は大手ネット証券傘下の企業となり、金融庁も規制を厳しくしたので最近は仮想通貨そのものもあまり話題にならなくなっていますね。

そもそも“通貨”とは円や米ドルなどそれぞれの国が決めた決済手段で、その国の中でモノやサービスに対する対価として公に認められたものです。

つまり“国が認めた”という“信用”があるわけです。

仮想通貨と法定通貨

これに対して仮想通貨は読んで字のごとく“仮想”の“通貨”で、誰もが決済手段として認めたモノではありません。

今のところ仮想通貨の“最終決済”には現実の通貨との交換が必要です。

米ドルから円に交換する場合には、その時の政治経済諸々の状況が交換レートに反映されますが、仮想通貨はつまりごく単純にその仮想通貨の“人気度”だけ”になります。

ついでに言えば世界の主要通貨は常時変動する変動相場制ですが、45年前までは固定相場制でした。言い換えると外国通貨と円の交換レートは、実は国がいつでも決められるということです。

最近は仮想通貨で支払いのできる店舗も増えてきていますが、お店の方で現実の通貨への交換レートが大変不安定なため、あまり普及していません。大体“通貨”は国の根幹をなすものなので、そう簡単に変えられるものではないですよね。

お金=通貨に係るコンピューターシステムは、対象がお金であるが故、2重3重の保全対策がなされ複雑で高コストのものとなっています。

仮想通貨に使われるブロックチェーン技術自体は比較的単純で大変安全性の高い技術のようですが、これを運営管理するシステムがまだまだ発展途上で不十分な状況なのです。

そうはいっても仮想通貨は革命的で大変便利な技術革新であることには変わりがなく、世界中でマイニングと呼ばれる新たな仮想通貨を発掘が行われていることも事実です。もし参加をお考えの方がおられましたら、仮想通貨を“応援”するお気持ちで始められてはいかがでしょうか。

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